710:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2011/03/08(火) 18:19:39.27 ID:odrAhK6G0
ジオン兵「げ、ゲッターロボが来ます!」
ジオン仕官「撃てぇ! 撃ち落とせ!」
ビュゥッ! ドシューッ! 連装メガ粒子砲がゲッターに当たる。
夕映「うっ! むっ、ゲッターはこんなものでは!」
ジオン兵「だ、ダメです!」
ジオン仕官「諦めるな!」
ジオン兵「高熱源反応ぉ!」
夕映<熱血幸運>「ゲッタァァァァァァァァビィィィィィィィィィィィィム!!」
ジオン仕官「退避ぃぃぃぃぃ!」
ズギャァァァァァァァァァ! ッズゴォォォォォォォン!
ジオン兵「うわぁぁぁぁぁ!」
夕映「ゲッターの前に、敵はないですッ!」
『……ピ、ガガッ……やめ、ろ……! アリーヌ・ネイズン! 攻撃するな!』
突然、全回線でミケーレ・コレマッタ大尉の怒号がコクピット内に響いた。
夕映「アリーヌさん……?」
『何だと! ふざけるんじゃないよ!』
『やめろ! これは司令部命令だ! ダブデに攻撃はするな!』
『奴を目の前にしていながら……! なっ、なんだ!? お前……なんだ!?』
夕映「アリーヌさん、何を言っているですか!?」
いや、誰と話しているのか――! アリーヌはまだ精神病患者のようなうわごとを呟いている。
『奴が……クライドがそこにいるのかぁ!』
『待てっ! アリー……!』
アリーヌの回線が強制的に断ち切られた。
同時に、地上から大きな爆音が轟いた。
『アリーヌ! 応答しろ、おい!』
ハルナ「アリーヌって、昨日のガンタンクの……」
夕映は迷っていた。アリーヌはおそらく仇を見つけ、そこに突撃を仕掛けている。
彼女を止めるべきだろうか――だが、復讐をやめさせる権利など、夕映にはありはしない。
ならば手助けをするべきか? いや、そんなことをして喜ぶような女性には見えなかった。
ま、アタシたちのことは覚えてくれなくていいよ。どうせここが最後になるんだからさ――
夕映「あ、アリーヌさんはまさか!」
のどか「ゆ、ゆえ?」
夕映「くっ!」
青褪めた顔を瞬時に赤く滾らせて、夕映はゲッター1をフルスピードで降下させ始めた。
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