過去ログ - 唯「まじーん、ごー!」
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732:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga ]
2011/03/20(日) 17:53:34.72 ID:LXOChzrJ0

翠星石「マグネチョーップ! ですぅ!」

 ガキィン! コン・バトラーVの手刀に、マグマ獣デモンの右腕が落ちた!

ミーア「うあぁっ! が、ガルーダ様のために……ガルーダ様のために!」

翠星石「ま、まだ来るですかぁ! もうボロボロのくせにぃ!」

 両腕と右前足を失っても尚、ミーアのデモンは止まらなかった。
 切断面からどす黒い循環剤を噴き出しながらも、いななくように上体をそらし、コン・バトラーVに突撃を仕掛ける。

翠星石「な、何ですこいつぅ! 捨て身で飛びかかってくるですぅ!」

ミーア「ガルーダ様のためにも……ミーアが刺し違えてでもコン・バトラーを倒します!」

 既に二体のガルムスは完全に沈黙している。
 コン・バトラーVは両手を突き出してミーアの突進を押さえつける。

翠星石「もう勝負はついているですぅ! さっさと帰るですよぅ!」

ミーア「ガルーダ様! ミーアは……! ミーアは!」

 デモンの目が赤く光りを放った。
 同時に、あばらにあたる部位からワイヤーが飛び出し、コン・バトラーVに絡みついた!

翠星石「な、何をするつもりですぅ!」

ミーア「ふ、ふふふ……コン・バトラーV! この状況でデモンの動力部を暴走させればどうかしら!」

蒼星石「ま、まさか、自爆するつもり!?」

真紅「何ですって!?」

翠星石「こ、こいつ、最初からそのつもりだったですかぁ!?」

ミーア「ガルーダ様……お役に立てず、申し訳ありません……せめて、ミーアのこの命でもって、コン・バトラーVに傷だけでも!」

翠星石「やめるですぅ! 離れるですぅ!」

 自由な右腕でデモンを殴りつけるが、ワイヤーは強固で剥がれることがない。

唯「すーせーせきちゃん!」

澪「今助けるぞ!」

律「このぉ、離れやがれ〜!」

 マジンガーZ、ダイアナンA、ボスボロットがそれぞれデモンの足を引っ張るが、ぴくりとも動かない。
 その間にもデモンの体は熱暴走でだんだんと赤くなっている。

真紅「コクピットが熱くなってきたのだわ」

 胴体にいる真紅が感じないはずの熱に手で扇ぐふりをする。

 その時、研究所の司令室では、新たな接近を察知していた。

JUM「みんな! キャンベル星人の戦艦が急速に接近してきている! 気をつけろ!」

翠星石「こ、こんなときにガルーダの野郎ですか!」

ミーア「が、ガルーダ様が……あぁ、しかしもう間に合いますまい」

 デモンの装甲が膨れ上がってきている。もう爆発は秒読みだ。



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