748:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/03/24(木) 01:48:49.94 ID:kxY7xw200
第十九話
ジャブロー付近の海中
ジオン兵「木馬の反応、消えました」
シャナ「ふふ、そこがジャブローの出入り口よ。徹底的に探しなさい」
短く指示を出してからシャナは長い黒髪を赤く染めた。
赤い彗星としての姿でパイプを通じて緑が生い茂る鍾乳洞に入る。
シャナ『待たせたわね。近日中にナプどもは追い払うわ』
原住民族長『本当に……ナプの災厄を振り払っていただけますのですか、火の神様?」
コロニー生まれには到底理解できようはずもない言語を操りながら、灼眼の少女は頷いた。
シャナ『私たちの目的はあなたたちの侵略者を滅ぼすことよ。宇宙の民はあなたたちと同じように迫害されている』
原住民族長『お願いいたします。機械の巨人を滅ぼしてください……』
シャナ『約束するわ。もちろん、その後の自治も保障する』
原住民族長『おぉぉ……火の神様……』
またパイプを伝って潜水艇に戻ったシャナに全身を特殊ウェットスーツに包んだ赤鼻の男が感心したようにぼやいた。
アカハナ「さすが大佐殿ですなぁ、まさか原住民族の言葉に堪能だったとは」
シャナ「原住民族が、ジャブロー建設に反対していたことを聞いていたからよ。それよりも、用意は出来ていて、赤鼻?」
アカハナ「は、あの赤い彗星と作戦を共に出来るとは、工作員もやっているものです」
シャナ「期待しているわ」
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