過去ログ - 唯「まじーん、ごー!」
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75:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2010/10/26(火) 17:20:01.82 ID:fhYn4LY0
 佐世保郊外 天使家

観月「あ、あぁ……あ」

小雨「どうしたの、観月ちゃん?」

 天使家の十九人姉妹の小学生以下の子たちは全員家にいた。この中の一番の年長者として麗と協力してみんなを見ていた小雨の傍で観月が目を見開いて震えだした。

観月「く、来る……開いてしまう……」

小雨「どうしたの、観月ちゃん、何が来るの?」

 観月はまだ四才の十五女だが、九尾の狐が守護霊についており、そのために霊感が非常に強く大人びている。その観月がここまで怯えているのは、何かとてもよくないことが起きる。以前のコロニー落としのときも観月は遠い土地のことを強く感じてしまい、寝込んでしまった。

小雨「観月ちゃん、落ち着いて……」

観月「あぁ……開く……魂の扉が……よくないものが来てしまう……!」

さくら「小雨ちゃん、お空が変なの、怖い色してるの!」

 十六女で泣き虫のさくらに抱きつかれた小雨が窓の外を見ると、暗い虹色の渦巻きが出来ていた。

 佐世保 沖

 あらかたのドローメを倒した海晴もまた、空の変化に気づいた。

海晴「なに、あの空……気味の悪い色……」

ヒカル「あれはいったい……」

立夏「うえぇ、おいしくなさそーな色……」

ゆりえ「ライディーン……と何か関係があるのかな……?」

 渦巻きは台風みたいにどんどん大きくなっている。その中心がきらきらと輝きだした。蝶の鱗粉にも似た輝きの粒は数を増していき、渦の中心が完全に覆われたとき、点滅するホログラムが浮かび上がるかのように巨大な戦艦が二隻とそれに追従しているらしい無数の飛行物体が現れた。

立夏「なにアレェ!? ヤッヴァイ! とにかくヤヴァイヨ!」

海晴「あんな戦艦、見たことも聞いたこともないわ……いったい何が起こっているの……?」

 突如佐世保上空に現れた謎の軍団は互いに争っているようだったが、その中で一際強い光りを放つ二機の姿があった。




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