過去ログ - 唯「まじーん、ごー!」
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762:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/03/29(火) 20:24:27.54 ID:H14cuRFu0

 Dブロック 畳の間

アリサ「うっ……ふっ、く……」

澪「あっ、あう……」

スズ「う、うぅぅ……」

のどか「はうぅ……」

唯「うず……うず……」

立夏「うゆゆ……もうヤダーッ!」

バルクホルン「立つなぁっ!」

 パシーンッ! 正座から立ち上がった立夏の尻にゲルトルート・バルクホルン准尉が振るう警策が当たった。

立夏「いったぁーい!」

バルクホルン「貴様、これで三度目だぞ! 日本人のくせに我慢が足りないな!」

立夏「も、もうオシリがびりびりで座れないよぅ……」

バルクホルン「そんなことで連邦軍人が務まるか! この後まだザゼンがあるんだからな!」

立夏「イヤーッ! 助けてオネーチャーン!」

ヒカル「わっ、バカ! こっちくるな!」

 ドシーン! 静かに精神を統一していたヒカルは立夏に飛びつかれて一緒に倒れる。

氷柱「やっ! ヒカル姉様、どこ触って……!」

 伸びたヒカルの手が氷柱の脇を掴んで氷柱は飛び上がり、勢い余って隣りによろける。

霙「むっ……!」

氷柱「きゃうっ! み、霙姉様、ごめんなさい!」

海晴「あらあら……氷柱ちゃん、そんなにお姉ちゃんのおっぱいが恋しかったのなら私がいつでも貸してあげるのに」

氷柱「い、いらないわよ!」

バルクホルン「喝ぁーつ!」パシーン!

氷柱「痛ったぁ! なんで私が!?」

 今さら言うまでもないことだが、全員揃ったところでいきなりやらされているのは正座である。
 もちろん、集合した始めは基地内での簡単な講習などだったが、あまりにも奔放な少女――特に立夏や律――たちに、教育係のバルクホルンが怒ったのだ。

バルクホルン「このバルクホルンの目が黒いうちは基地内で勝手な真似は許さないぞ!」

 生粋のジャーマンミリタール・スピリトは一度火が点くと止めることは容易ではない。

バルクホルン「知らなかったのなら教えてやる。規律とは、縛るためにあるのではない。兵士達を守るためにあるのだ。これを守ることによって兵士としての生活にけじめがつき、体調も整えることが出来、連帯意識によって仲間を想う心が生まれ、友を大事にする軍人としての高潔が養われるのだ。いいか、たった一人の兵士の勝手が一軍を滅ぼしてしまった例を教えてやろう。それはかの中国の三国時代に起こった出来事で――」

 ピリリリリリリリリ! バルクホルンの手首のウォッチが畳の間に響いた。

バルクホルン「なんだ、もう十分が経ってしまったのか」

 燃え始めた炎を鎮めたのは、自らを律する時計の音だった。

バルクホルン「よし、全員、休め!」

 号令でほとんどの者が一斉に足を崩してため息を吐いた。

澪「あ、足が痺れた……ひゃうっ!」

律「うひひ〜」

澪「り、律、やめろバカ!」



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