772:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/03/29(火) 20:48:31.42 ID:H14cuRFu0
ジャブロー 兵器工場
アカハナ「これは……メタルアーマーでしょうか……?」
シャナ「量産機ね。連邦もここまでこぎつけたということね」
アカハナ「やりますか、大佐?」
シャナ「勿論よ」
ラジム「大佐、隣りの工場はゲシュペンストのようです」
シャナ「当然、そっちもやるわ。モビルスーツはないのかしら?」
アカハナ「所詮、ここも連邦の生産の一部分なのでしょう」
シャナ「木馬の場所はわかっているわね」
アカハナ「はっ」
シャナ「なら、アカハナはアッガイを出しなさい」
アカハナ「了解!」
同じ時間、アリサは基地の中をとぼとぼと歩いて、環状道路に出ていた。
ジャブローの基地は鍾乳洞を切り開いて作られたもので、いまだ建設中であり、さながら宇宙世紀のサグラダ・ファミリアである。
アリサ「アタシは、どうすればいいの……姉さん……?」
こんな時に限って、頭をよぎるのは行方不明の姉であった。
アリサ「なんとなくだけど……近くに姉さんがいる気がする……」
ただ、実際に会いたいかどうかは、わからなかった。
もしも赤い彗星フレイムヘイズのシャナがアリサの姉だとして、それがこんなところで出くわしたとして、どうすればいいのだろう。
昔を懐かしむほど、二人の立場は気安いものではない。
だからといって、銃を向けることが正しいのかも判らない。
そもそも、銃を向けたところで、即座に叩き落されるのがオチだろう。
アリサ「それでも……確かめるだけでも……」
運命は、まさしく奇妙に人々を結びつけるのであった。
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