783:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/03/31(木) 18:05:18.02 ID:Ew4Uc/i40
驚きに目を見開くなのはから瞬時に身を離して、シャナは広く距離を取った。
赤い髪の少女の後ろには、赤い塗装が施されたモノアイの丸っこいフォルムのモビルスーツが立っていた。
そこから更に同系統のモビルスーツが三機現れる。
すずか「なのはちゃん!」
アリサ「なのは!」
また、同時になのはの後ろからガンダムとGブルがやってくる。
すずか「ジオンの新型!?」
アリサ「はん! マヌケなデザインね!」
シャナ「アカハナ、私は白いのを地上に誘き寄せる。ガンダムとあの戦車みたいなのは任せたわよ」
アカハナ「了解!」
シャナは赤い髪を振るようにして四機のアッガイの後ろへ逃げていく。
なのは「シャナちゃん!」
アリサ「いいわ、なのは、行きなさい! 赤い彗星をひっとらえなさい!」
すずか「ここは、私たちが喰い止めるから……」
なのは「うん。ありがとう、アリサちゃん、すずかちゃん!」
フライヤーフィンを起動して、なのははシャナの後を追う。
アッガイの大きな手が迫るが、易々とかわして鍾乳洞の中を進んでいく。
なのは「シャナちゃん!」
シャナ「追ってきたわね……やりなさい!」
台詞の後半は共通語ではない言語であった。
次の瞬間、なのはの前に何人もの赤い顔の、一目見て未開民族であるとわかる集団が、不釣合いな火器を持って現れた。
なのは「なに!? この人たち!?」
族長『我等の地から出てゆけ! 白い悪魔!!』
バババババババ! ライフルがなのはを狙うが、全て障壁で跳ね返される。だが、そこで生まれた隙は大きなものだった。
シャナ「落ちろ!」
なのは「!」
バキィンッ! 刃を上に向けたシャナの突撃に障壁は全て貫通された。
なのは「あうぅっ!」
それでも贄殿遮那がわき腹をかすめた程度で済んだのは幸運である。
シャナ「チィッ! まだよ!」
ヒュオッ! シャナはすぐさま刀を返して第二撃を打ち込むが、レイジングハートの障壁と回避行動で避けられる。
族長『火の神様を助けろ!』
シャナから離れたなのはに集中砲火が浴びせられる。
なのは「ど、どうしよう、レイジングハート!?」
レイジングハート「Temporary Withdrawal.」
なのは「撤退……でも!」
レイジングハート「Or――」
なのは「えっ?」
レイジングハート「Going forward might be also good. 」
なのは「……行こう、レイジングハート」
レイジングハート「Alllight. Have a tactical rout.」
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