823:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/04/09(土) 17:03:32.61 ID:EN+BHoiu0
ずぁっ――
トッド「!?」
珠姫「なに!? この……」
エレ「邪悪な……悪意が……」
オーラに敏感な者達が先に気付くと、それに怯えたオーラが戦場に伝播していく。
ドレイク「風が……変わった……か……?」
チャム「危険だよぉ……タマキ!」
紀梨乃「これは……いったい……?」
ミュージィ「何かが……来る!?」
圧し掛かるような威圧感の正体は、最も高いところにいる白銀の天使に標的を定めていた。
海晴「どうしたの……みんな……ッ!?」
快晴の空を引き裂く一撃が、ヴァイスリッターの軽い機体を吹き飛ばした。
水しぶきが柱の如く立ち上がる。
チャム「あれだよ……恐ろしいオーラの持ち主は!」
珠姫「あれは……レプラカーン……?」
一帯が固唾を呑む中に浮かび上がってきたのは、染めたように漆黒のレプラカーンであった。
だが、レプラカーンがあれほどの速度を出すはずがない。
そして、ただの人間があれほどの強烈なオーラ力を出すはずがない。
黒いレプラカーンで特に異様であったのは、バイストン・ウェルのものとは大きく異なる細身の剣であった。
金色の翼を模した柄の剣は、昆虫類に似るオーラバトラーとはとても見合う物ではないが、邪悪なオーラ力とは波長が合うようで、禍々しく光っていた。
黒いレプラカーンはダンバインを探し、見つけると細剣を構えた。
「カワゾエ・タマキ……」
珠姫「……何でしょうか?」
隠し切れない嫌悪感を舌に乗せて応じる珠姫に、黒いレプラカーンは動じることなく名乗った。
「我は黒騎士。貴様とダンバインに尋常の勝負を挑む!」
チャム「タマキ……アイツ変だよ……恐いよ!」
珠姫「うん……でも、敵である以上は……!」
ダンバインが剣を構えたとき、レプラカーンは既に剣を振り上げ斬りかかってきていた。
黒騎士「カワゾエ・タマキ、いざ勝負!!」
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