827:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/04/09(土) 17:08:07.49 ID:EN+BHoiu0
シールドで防ぐと、目の前には既に金色の巨体が迫っていた。
シノ「まだいける!」
へばりつく恐怖に立ち向かうように改良されたバーニアを噴かし、突進する。
D−1カスタムの肩とギルガザムネの脚がぶつかり、傾くが、そのおかげでギルガザムネは孤立してバランスを崩すことになった。
朝倉「うくっ……」
シノ「今だ! 二人とも!」
アリア「ソニアちゃん、速攻でチャージ!」
スズ「光子バズーカ、スタンバイ!」
高く躍り出た二機のドラグナーがギルガザムネを十字砲火に捉えた!
スズ<熱血>「懺悔はセルフサービスよ!」
アリア「轟けぇーっ!」
朝倉「一次装甲!」
ドシューッ! 強力な光子ビーム砲の交差点に曝されたギルガザムネだったが、副腕で盛り上がる肩当てを外すことにより、衝撃を二次的なものにすることに成功した。
実弾ならば、それで本体は無傷だが、実体を持たないビーム兵器はそうはいかない。
圧倒的な熱量で鎧の装甲をじりじりと溶かしていく。
朝倉「あーぁ……何か変だなぁ……レーダーが追いついてないのかしら……」
機体損耗率が危険域に達したことを報せるアラームを聞き流して、朝倉涼子はコンソールに指を這わせる。
朝倉「あら、これって……」
今回の戦闘のデータのバックアップしていく最中、彼女は索敵システムの動作に違和感を見つけた。
朝倉「ふぅーん……」
指先を形のいい唇にあててしばらく考え事をした後、彼女は自爆の命令を出して脱出ポッドを作動させた。
スズ「これは……七条先輩! 会長! 早く離脱を!」
アリア「スズちゃん!?」
シノ「離脱するぞ、アリア!」
ドドォッ……! ドラグナーの背に爆風が当たる。
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