過去ログ - 固法「おやすみ、先輩」
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7:>>1にかわりましてカキネがお送りします
2010/10/31(日) 01:12:44.24 ID:2J6dQus0
まぁまぁ私の事を打ち殺したいだろうね、と心中嘲笑った。

己を『こんな身体(サイボーグ)』にした身内一族の唯一生き残りであり……
自分の友人達を巻き込んだ『暴走能力の法則解析用誘爆実験』の責任者である私は、地獄の果てまで追い駆けてでも殺したい畜生だろう。


那由他「……殺してやりたいのは、山々よ」グッ・・・

テレス「へぇ。でも、アンタにできるの? 倫理的な意味でも……力的な意味でも?」ニヤリ・・・

那由他「……力なら、有る」ギロッ

テレス「でぇも……それ―――」ビシッ


那由他の肩を指さす。


テレス「―――風紀委員でしょ? アンタ」ニコッ・・・

那由他「ええ、だから……人の血肉を食う事しかできないアンタらと一緒にしないでね」フンッ・・・

テレス「キヒヒ! まったくだ! オマエは良い子(出来そこない)だよ! 伯母ちゃん嬉しいわ!」アハハ!


一頻り嘲笑ったところで、冥土返しが私に話を聞くよう促した。
那由他は泣きそうな顔をしながら歯を食いしばり、私に言い放つ。


那由他「……運転、して」ボソッ・・・

テレス「は?」

那由他「……第10学区まで」ウルウル・・・

テレス「第10学区? なんで私があんなゴミ町に?」


有るモノといえば、墓。危険研究施設。少年院。実験動物処分場。原子力関連施設……そしてストレンジ(スラム街)。


冥土返し「テレスティーナ。今日から二日、自由をあげる。彼女に付き添いなさい」

テレス「ちょ、ま、何でよ?」

冥土返し「……まず檻から出す。僕の部屋で詳しく話そう」テクテク・・・


そう言われ、私達は薄暗い地下の大広間から光溢れる冥土返しの研究室に案内された。


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