930:>>1にかわりましてカキネがお送りします[saga]
2011/02/19(土) 22:48:01.69 ID:NSGbQweC0
さておきイヤホンをはずし煙草を揉み消しす。身体を起こして甘物を受け取……―――
ステイル「……」ピタッ・・・
―――……自分は、誰と話をしていた?
禁書「はい。どうぞ」ニコッ
目の前に予想外の人物がいる。
ステイル「……あー……ちょっと待って欲しい」カチンッ・・・
禁書「なんで? プリンだよ?」ハテ?
ステイル「……香焼は?」ギギギ・・・
禁書「ん」クイッ
携帯音量マックス。しかも息が漏れた様な笑い声が聞こえる。
ステイル「んの糞餓鬼……」ギリリ・・・
禁書「こうやぎの事は後でいいから、はい」スッ
ステイル「……」ム・・・
何故だ……悪戯にしては、性質が悪過ぎる。
ステイル「……どうして此処に来た。香焼に何か唆されてやってきたのかい?」フイッ・・・
禁書「ううん。ただステイルが此処にいるからプリン持ってってー、って言われたんだよ」
ステイル「……どうやって、此処まで来た?」
鍵が掛っているだろう。しかも頑丈な電子ロック。
禁書「もあいがガンッてやって、おチビ(打ち止め)がビリビリやって、なゆたんがカチャッてやった」b"
ステイル「アホ姉妹が……」ハァ・・・
電話から『サイアイちゃんです!』だの『チビじゃなーい!』だの『わ、私はやってないよ!』だの耳に響く声。
畜生(ダム)……後でまとめて香焼にぶつけてやる。
禁書「ねー、いらないの?」
ステイル「……」
禁書「じゃあ食べて良い?」
ステイル「好きにしてくれ」ハァ・・・スッ
それで済むなら話は早い。
禁書「あ、また煙草喫う!」メッ!
ステイル「僕の勝手だ。好きにさせてくれ」パクッ・・・
禁書「むぅ……口寂しいならプリンあげる。だから煙草は駄目!」ハイ!
ステイル「……」ピタッ・・・
禁書「クリームもあるし、コーヒーもおまけしちゃうんだよ」ニコッ
何故……この子は、平然としていられる。僕は君を襲った人間だぞ。
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