950:>>1にかわりましてカキネがお送りしす[saga]
2011/02/21(月) 22:56:04.85 ID:OYMd3gW10
フィアンマ「……」スッ・・・
ヴェント・アックア「「っ!?」」ハ?!
対面の右方が手を伸ばし一冊、受け取った。
テッラ「ふふふ。御目が高い」ニコッ
フィアンマ「下らなかったら即刻破き捨てるからな」
テッラ「それは困りましたねぇ。どうしましょう」ククク・・・
まったく困って無い様に苦笑する左方。右方は受け取った本を元居た席まで持ち運び、黙々と読み始めた。
困ったのは前後方である。
アックア「……捨て置くか」フンッ
ヴェント「……そうね」ハァ
元々アイツは何をするでもなくボーっとしていた。
そこに意味があるのか無いのかは此方の知ったところではないが、『する事が無かった』のに違いは無い。
やれやれと溜息をついて、二方は元追っていた文章の方へと―――
フィアンマ「……ん?」パラッ・・・
ヴェント・アックア「「……」」ピタッ・・・
テッラ「……ふふふ」ニヤッ・・・
右方が……反応した? 漫画に?
フィアンマ「ふむ……ほぅ」パラッ・・・パラッ・・・
ヴェント・アックア「「……」」チラッ・・・
フィアンマ「なる……ほど……」パラパラパラ・・・パタンッ
ヴェント・アックア「「……」」タラー・・・
テッラ「んっふ。如何です?」ニコッ
フィアンマ「……続きは?」ギロッ
テッラ「はいはい。どうぞ」ニヤニヤ・・・
ニヤケ顔で右方に漫画を渡す左方。前後方は右方が気になって仕方無かった。
自分が知るヤツは簡単に物事に納得する様な輩では無い。故に、『何に』納得したのか気になった。
だが、しかし、まだ書簡(手紙)が読みかけだ。せめてコレを読み終えねば……
テッラ「御二人は何を御読みで?」ソッ・・・
ヴェント・アックア「「っ!!?」」ビクッ!
左方が両隣の手元を覗き込んできた。
ヴェント「……何で教える必要あんのよ」ジトー・・・
テッラ「ただの興味ですよ」ニコッ
出歯亀め……ただの興味でプライバシーを侵害されたのでは、堪ったものではない。
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