過去ログ - 美琴「私に勝てると思ったのか!?あぁ、第四位さんよぉ!?」
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25:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/11/07(日) 17:46:46.55 ID:Xd1dksco

 息を切らしてどこともわからぬ狭い路地道を右へ左へ。
 後ろから飛んでくる怒号に合わせて、眼前の男は「不幸だー!」と叫んでいた。

 彼女はそれに続いたが、そんなことよりも、先ほどの現象の不可解さに頭を悩ましていた。


 麦野沈利の能力は、確かに乱雑な演算をすれば空砲と化したり、あるいは明後日の方向へ飛んでいったりはする。
 しかし、先ほどは確実に、あの屑の足を貫く為に、入念に演算をしていたし、出す必要のない腕を伸ばして、その精度をさらに高めたはずだ。


(……あれは、演算ミスというより、能力の発生を阻害されたような)


 ツンツン頭の男の足は、行き止まりに向かうようなことはなく、どんどん後ろの輩を突き放していく。

(……セーフティも解除して、手に発生した私の『原子崩し』は形を取って、前方に照射されるはずだった)


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