過去ログ - 番外個体「ってなワケで、今日からお世話になります!」 一方通行「……はァ?」2
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30: ◆8NBuQ4l6uQ[sage saga]
2010/11/17(水) 21:49:32.00 ID:oe5dGBk0

気力を振り絞った美琴の全身が、更にまた一段と光を増した。
黒子を逃がしたのはあくまでも自分がやられてしまった時のため。
そして、やられるつもりは毛頭ない。


(精一杯、足掻いてやる―――!!!)



空き部屋を脱した後、黒子はすぐさま何か使えそうなものが落ちていないか気を張り巡らせつつ通路を走リ廻っていた。
辺りに目を光らせる。大切な物を落とし、それを死に物狂いで探すかのように。

何か、何か起死回生となるものは無いか。何でも良い。たとえ致命傷を負わせられずとも、身を挺して逃がしてくれた
憧れの先輩が助かるのならばどんな手段でも厭わない。
けど確実でなければ論外だ。共倒れは美琴が一番望まない結末だから。
かと言ってこのまま見捨てるなど、天地がひっくり返ったとしても有り得ない選択だ。逃げるつもりは更々無い。

通路は美琴の能力が影響を及ぼしているのか、所々に電流が走っている。その中を黒子は探索し続ける。
事態はもう一刻の猶予もない。美琴が力尽きる前に何とかせねば!

その時、駆け巡る黒子の目に何かが止まった。

「これは……」

足元に落ちた何かの部品らしき金属。ただそれだけなら目に入ることもないのだが、一瞬この金属が光って見えたような
気がしたのだ。少し見入るが特に変哲はない。だが、気のせいか、と目線をずらしかけた正にその寸前。


ビリッ…




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