105:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/12/01(水) 23:06:46.81 ID:Ecp6hAAO
澪「ばか……」
震える声で涙目になりながら呟く澪は、どこから見ても年相応の少女だった。
力を手に入れ、揺るがない意志を持った。
情を捨て去り、どこまでも非情になれた。
だが優しさと甘さは違う。
どれだけ強くなったところで澪は自分の優しさだけは捨て去る事が出来なかった。
「…………」
身も凍る冷気で痛みすら麻痺していた。
だが男は思った。捨て駒としての価値しかない自分だが、ただ一言この少女に謝りたいと。
口を開きかけたその時、男の側頭部に衝撃が走る。
辛うじて保たれていた男の意識はそこで途切れた。
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