184:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/12/10(金) 22:13:42.71 ID:ehA7zoAO
だが振り返った先にあった紬の辛そうな表情を見て、律は自分の軽率さを改めた。
律「……ごめんな。やっぱムギにとっちゃキツいよね」
紬「いいのよりっちゃん。覚悟は出来てるから」
強がって笑っているのは誰の目から見ても明らかだった。
だが律は紬のそんないたいけな努力を汲んで、それ以上は言及しようとしなかった。
紬「唯ちゃんの方が大切だもんね」
心の平静を求めるように自分に言い聞かせる。
だがそれは欺瞞だと紬は心の何処かで理解していた。
たとえ裏切り者だとしても、ディスプレイに映る後藤、そして従者衆と唯を天秤にかけて選ぶ事など出来やしないのだ。
遠い目で紬は天井を仰ぎ、幼い日の事を思い返す。
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