20:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga]
2010/11/19(金) 21:40:18.67 ID:2uVMO.AO
姫子は自分が放出している闘気に反発しているものを感じ取っていた。
姫子「…………」
それは煮え滾るマグマの中に垂らした一滴の水のように些細なものだが、確かにそこにある。
今までは垂れ流すだけだった梓の闘気が、梓の苦痛に呼応して一瞬だけ意志を持ったのだ。
姫子「……良い風だね」
渦を巻くように流れていた風が一瞬だけ舞い上がった。
姫子はそれに負けじと更に闘気を流し込む。
梓「ぁ……っ! んっ!」
僅かに漏れた声は苦痛を越えてどこか艶めいていた。
『絶対の彼方』
固く閉ざされた力の門の鍵には亀裂が走る。
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