398:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/06(木) 21:54:37.01 ID:JtPSIUAO
和「やれるわね?」
梓「……はい」
無謀過ぎる。
和が梓に打ち明けた策はそう評しても足りないくらいに無謀な策だった。
十全に事が上手く運ぶ可能性など皆無に等しい。
たとえ相手が和の意図の通りに動いたとしても、はたして自分の力量がその無理を通すまでに至っているかは疑わしいものだ。
だが梓が心中で渦巻くそんな疑念を吐露することは無かった。
梓「私がやらなきゃ、ですよね」
和「よく分かってるじゃない。その通りよ」
そう言って固く結んだ口、険しく吊り上がった両目。
普通ならば物怖じしてしまう気迫を前にして、梓は何故か安心すら出来ていた。
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