876:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/03/25(金) 00:55:50.36 ID:CgKSQ36AO
しずかに渡すよりも端に置いておくよりも、二人を相手にする自分が持っていた方が良いという判断は文恵が知れば直ぐに引き返して怒り狂うようなものだろう。
だがそれを実現する力が澪にはある。
絶対の彼方を越えた武人を二人相手にする事など、今の澪にとっては昼下がりのコーヒーブレイクと何ら変わりは無いのだ。
澪「アフターケアまでしたくないんだけどな……」
のっぺりとした動作で手摺から身を乗り出し、グラウンドの中央で姫子を抱き抱えるしずかを見る。
首突っ込んだのは私だしな、澪はそう呟いて屋上から飛び降りる。
彼女の姿は闇に溶けてゆき、その軌跡に冷たい光の粒が舞った。
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