889:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/03/31(木) 02:02:32.61 ID:HS1jkPFAO
夜の病室に月の光が差し込む。
部屋の主は窓から望む月に何を思うのか、憂いを含んだ笑みを浮かべていた。
ここに運ばれてきた時には煤けていた長い黒髪も今では艶を取り戻しており、傷だらけの身体も回復の兆しを見せている。
「こんな時間にお見舞いなんてちょっと非常識じゃない?」
彼女は扉に目を映し、皮肉混じりに溜め息を吐いた。
それと同時に扉が勢い良く開く。
「それとも親しき仲にも礼儀ありって習わなかったのかな?」
澪「親しい? 流石の私でも寒気がするよ」
露骨に機嫌が悪そうな顔をした澪がそのまま中に入って来た。
その後を追うように姫子を抱えたしずかが入って来た。
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