921:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/05(火) 00:16:24.75 ID:d/AIbhsAO
唯「えへへ……。ずっと見られたら恥ずかしいよぉ」
ずっとこの笑顔が見たいから。
紬にとっての闘う理由はそれだけで充分だった。
だからこそ紬は唯を奪還した今となっても決して気を抜かない。
あの現世とも常世とも言えない曖昧な空間の中で出会った彼女が、未だに頭の片隅に巣くっているから。
紬「ゆーいちゃん」
唯「なあに?」
紬「ふふっ、呼んでみただけ」
仔犬のように無垢な心を持ち続けた唯はきっとこれから色んな物を見て、色んな事を聞いて、色んな決断を下して学んでゆくのだろう。
そんな純粋なる種を見捨てる事は人を殺す事よりも罪深い。
親心にも似た感情を、紬は抱くのだった。
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