948:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/10(日) 01:38:25.35 ID:DuwF8WnAO
梓は息を切らしながら夜の街を駆けた。
心臓が破れるまで、全てを風に変えて、まるで自分がメロスにでもなったかのように。
梓「……つか……れた」
有り余った運動エネルギーが地に足を着いても収まりきれず、なお梓の身体を全身させようとする。
梓は爪先を浮かせて踵に力を込め、ブレーキをかけるように自身の身体を制した。
純「ちょっ、速いって……!」
民家の屋根から猫のように無音で着地し、純は梓の肩をがっしりと捕まえた。
額には汗で濡れた前髪が張り付いている。
梓「純……」
ゆっくり息を整えている内に梓は違和感を覚えた。
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