過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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121:1 ◆3vMMlAilaQ
2010/12/01(水) 22:20:00.65 ID:H8Drabs0
「……ふぅん」
「あ、その顔は超興味ある顔ですね。ふふーん。聞きたいですか?」
べっつにー? と答えた麦野だが、彼女の性格上、あの二人が日々どんな暮らしをしているのかが徐々に気になってくる。
あんなことやこんなことしてんじゃないでしょうねぇ? なんて、本人達が知ったら憤慨しそうなことを想像しつつ、
「聞いてあげるわ、悪趣味に付き合うのは気が引けるけど」
「麦野も超素直じゃありませんね。ま、そこが超可愛いんですけど。
で、ですね。実は隣人、超下品で聞いてるこっちが超赤面モノなんですよ。まず放送禁止ワードを超用いた会話に始まって……」
絹旗が超下品です、なんて語り出す。何故か自分が言われているような気になって、麦野は妙に苛立ってしまう。
「……そんくらい普通じゃなぁい? あの位の歳だとさ」
「あの位の歳、って、麦野、超知ったかぶりですか? まぁ超高校生っぽいですけど。
あとは時々、超五月蠅く廊下を走ったり超凄い勢いでドアを閉めたり、どうも気分に超ムラがあるみたいですね」
気分に超ムラがある、というのも、どうも麦野の癇にさわる。
「……そりゃ人だから仕方ないでしょうが」
「そうですかねぇ? で、そうそう、こっからが超重要なんですけどね、その超下品野郎共に今日、超超! 下品な客が来てたんです」
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