過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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164: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2010/12/05(日) 20:13:54.66 ID:5fY6JHw0
番外個体が戻ってきた。
二日酔いと言っていたのでてっきりミネラルウォーターかと思いきや、手には昨日の残りの酎ハイが握られている。しかも2本。


「ん、あなたも飲むでしょ? つーかあの意味分かんない落書き何?」

「いらねェし知らねェ。しかし朝から酒たァ、昨日の二の舞になっても知らねェぞ」

「男の性欲って怖ーい。それこそ勃っちゃいそう☆ ってヤツ?」

「そォいう発言控えろ」


一方通行は溜息をつきながら、飲みかけの缶コーヒーを呷る。


「ぎゃはは、麦のんといるとどうもね」

「それ以前からオマエは下品だった気がするけどな」

「……ミサカの処女」

「……悪かったって。けどオマエ絶対根に持ってンだろ」

「別にぃ? 処女膜再生手術なんてそこら辺で出来るしどうせミサカは人権もクソもないクローンだしねぇ、けけけ」


番外個体はそう言うと、酎ハイを開ける。ぷしゅっという音が響いた。


「自分を卑下してンじゃねェよ」

「おうおう言ってくれるねぇ。でも『妹達』を出来損ない乱造品って言ったのは何処の誰だったかにゃーん?」


番外個体が下品に笑う。
こんなのがコミュニケーションの一つなのだから、自分たちの関係はどこか歪だな、と一方通行は思った。



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