過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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203: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2010/12/09(木) 22:18:27.56 ID:JQ0q84U0

12月1日、午前1時18分。


番外個体が告白して、ふられて、その挙げ句一方通行と思わず、……とまぁ色々あった11月28日(加えて29日深夜)から数日。

最新設備のクリーニング店で綺麗にして貰った服は麦野に返したし、それからコタツも衝動買いしたしで、一方通行と番外個体は来たる師走を迎えていた。


今週中には雪が降るという予報も出ているし、最近は冷え込みが激しい。
そんな中、冷たい空気とは裏腹に、ぬくぬくとしたベットの中で一方通行は目を覚ました。
就寝前の寒さからか、毛布にくるまるようにして寝ていた一方通行。
当然ながら、毛布の外は見えないのだが――


(誰だ? 部屋の中に――複数ではねェな)


常時反射が使えなくなったこともあり、以前のように何時襲撃されても大丈夫で無くなった一方通行は、最近は少しの事で目を覚ます。
それだけ警戒していないと、簡単に死んでしまうのだから。

そして今日、今現在。
彼の部屋に、侵入者が居る。


(はっ、そンな無様な第一位が番外個体と無防備に朝まで眠りこけてたなンてなァ)


自嘲しつつも、なるべく音を立てない様に電極のスイッチを入れる。


(……ン? 番外、個体……。そォだ、アイツはどォしてる!? まさか先に……ッ!?)


思わず飛び起きそうになった所を食い止めて、冷静になるように努める。


(暗部の連中か? ……いや、土御門の話を信用するわけじゃねェが、それだと辻褄が合わねェ。
 ……だとしたら他に俺に恨みのあるヤツ、つってもオイオイ居すぎで分っかンねェぞ。 ただ番外個体の叫び声は聞こえなかったし……叫ぶ暇も無かった、は考え過ぎか?)


情報が足りなさすぎる。そう考えたときだった。



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