過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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216: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2010/12/09(木) 22:45:51.65 ID:JQ0q84U0

何と答えて良いか分からなかった。


「別に、あなたのせいで第三次製造計画が立案、結果としてこのミサカが作られた事を恨んでるわけじゃない。
 むしろ、それが無ければミサカは今こうして此処にいないしね」


……だから、ありがとう


「さっきも聞いた」

「そうだっけ……あ、そういえばさ」


扉越しに、番外個体がいつもの声で。
無理に明るく振る舞うようなあの弱くて小さな声とは異なった、素の声で、イタズラを公表するときの様に。


「……あの日、あの夜。あなただって、知ってたよ」


一方通行が番外個体を抱いた、あの夜。


「……あァ? だってオマエは酒に酔って、」


××さんと、そこには居ない男の名前を呼んだではないか。


「自分でも、嫌なヤツだとは思うよ。多分、あなたも良い気分じゃ無かっただろうし。
 まぁ結局は酔ってたっていうのが一番大きいんだけどさ、でも、……あの時は誰かに近くに居て欲しかった」


ごめん、と番外個体が謝る。


「ま、実は最中の事はよく覚えてないんだけどね」

「初めてだったのに災難なこった」

「それはお互い様でしょ?」

「まァ他の男の名前を聞きながらするセックスってのは良いモンじゃねェな」



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