過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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25: ◆3vMMlAilaQ
2010/11/23(火) 22:17:23.77 ID:Xd8AHF.0
雰囲気がガラリと変わった土御門の言葉に、やはりそう来るか、と一方通行は溜息をつく。
土御門と数分前に出会ったときから、いや、『グループ』の連中から頻繁に連絡があった頃から薄々勘付いてはいたが。


「……『グループ』への復帰。それをして俺に利益はあンのか? しなかった場合はどォなる?
 テメェ等のオトモダチ意識に付き合えってンなら、答えなくても分かるよなァ?」


学園都市の、深く深く深い、ドロドロとした、汚い闇の世界。
そこに再び戻れと言うのか。一度はまってしまった底なしの沼から抜け出すことは、最早不可能なのか。
……折角。折角、今の生活でこのクソッたれの自分もほんの少しながら変われてきていると思っていたのに。

唇を噛む一方通行に土御門が言う。


「何か勘違いしてないか?
 お前の代わりに補充するようなクソ野郎はたくさん居る。
 お前が戻ってこないならとっとと補充しときたいから一応確認しただけだ」


土御門は笑って、いつもの様にヘラヘラと笑って、


「確かにお前を失うのは戦力に欠けるがやっていけない訳じゃない。
 ……だからお前はクールでビューティーなお姉さんとイチャイチャしやがれってんですたい。
 ちくしょー、羨ましいにゃー」


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