過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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689:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/13(日) 00:29:12.14 ID:o5dld/Os0


「…………、」

「それにレシピ見ても超簡単とか書いてるし、ミサカはこれでも飲食店勤務だからさ」

「……関係ねえよ!! カァンケイねェェんだよォォォ!! 何が『好きじゃないし』だ、何が『超簡単』だ!!
 テメェみてぇな料理スキルレベル0なんざ、指一本動かすだけで100回失敗して怪我した挙げ句キッチン破壊するんだろうがぁッ!!」

「」ビクゥッ

「大体いい歳して料理も碌にできねぇってか!? 第三位(※体細胞クローンです)の名が泣くぞォッ!!」

「な、泣きたいのは名じゃなくてミサカの方なんだけど……」

「……はっ! ご、ごめん、でもミサカがあんまりにも身の程知らず、じゃなくてそうよねあれは天然! 天然な発言をしたものだからつい……」

「でも学園都市製のオーブンがあれb「スポンジの焦げる匂いでも嗅ぎながらオナニーしてるんだね」」

「……うぅ、だってあの人、甘いの好きじゃないし、だからチーズケーキ辺りならって思ったんだけど。
 どうせ渡すんなら食べれるものの方が、ほら無駄もないし。別にあの人の為にじゃないよ、ミサカチーズケーキ好きだってこと知ってるでしょ」

「……!」ズキューン

「でもやっぱりこのミサカにそんな技量はないよねぇ」

「あ、諦めるなんて駄目よ! これをきっかけに料理を始めればいいじゃない。流石に言い過ぎたわ。ごめんね、ミサカのこと見くびってたのよ。
 そうよね、トリュフなんてウサギの糞みてぇなもん貰うよりもケーキとかの方が嬉しいに決まってるし」

「む、麦のん……!」

「この私が色々教えてあげるから、一回練習でもしましょうか」

「……失敗したのを渡して無理矢理食べさせるっていうのも面白そうだけど、うん、お願いします」




「それはそうとミサカ、唐辛子入れるとか言ってたんじゃなかったかにゃーん?」ニヤニヤ

「す、ストロベリーソースに見せかけてタバスコかけるし」



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