過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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78:1 ◆3vMMlAilaQ
2010/11/27(土) 23:34:07.20 ID:uQ0Vqko0
二人が争っている所に目を擦りながらやってきたのは、当然ながら番外個体だった。
麦野から放たれる不健康そうな白い光に顔をしかめながら、呑気に『早かったじゃん』と。
『ミサカ、あんたなんで此処にコイツが居るのよ!? 何もされてない!?』
『だから何もしてねェしオマエが勝手に勘違いしてるンだろォが!』
『あれ、言ってなかったっけ? これがミサカの同居人なんだけど』
『……は?』
ぼーぜん。
麦野が一方通行と番外個体の顔を見合わせて、わずかに顔を赤らめた。
勘違いしたことを恥じてでもいるのだろうか、と彼が思っていると、
『な、ならレイプとかじゃなくてお互いの同意の元でヤっていたってわけね……。悪かったわ』
『そういうプレイっていうのもあり得るってことも考慮した方が良いんじゃないかにゃーん? ぎゃは』
下品な会話をしながら笑う彼女たちを見て戦慄する一方通行を無視し、番外個体が麦野に上がるように言う。
家に上がり込んだ麦野が待ちぼうけで寒かった、ああ寒い寒いどうしてこんなに寒いのか等散々言うせいで紅茶をいれる羽目になったのだが――
「……っと、こンなモンかァ?」
ピピピ、という3分経ったことを知らせる電子音がなって、我に返る一方通行。
カップを2つと紅茶の入ったティーポットを両手に持って彼女たちのもとへ持っていく。
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