過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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80:1 ◆3vMMlAilaQ
2010/11/27(土) 23:36:06.71 ID:uQ0Vqko0
「……でさぁ、新メニュー候補の試食をしたんだけどそれがもう不味くて」
「確かにパンケーキにお刺身乗せるのはおかしくない? しかもパンケーキってあそこの名物じゃない、看板メニューにそんなことして良いの?」
「うーん、マスターもちょっと変わり者だしね……っと、紅茶が出来たみたいだよん」
意外と普通の会話をしていた二人の前にカップを置く一方通行。
紅茶を注ぎながら、もしかして麦野は番外個体のバイト先の常連か何かなのかも知れないと思った。
「お。お客の前で注いでくれるなんてさっすが第一位、キザな演出してくれてまーす!
……そう睨まないで欲しいものだけど。ミサカはこれでも褒めたつもりなんだけどなぁ」
「カフェとか行くとこうしてくれる所あるわよね。……あ、でもこの紅茶ティーバッグでしょ? やっすい香りがする」
「あァもォオマエらうるせェよ、ごちゃごちゃ言うンだったら自分でしろっつの。こちとら普段紅茶なンぞ飲まねェンだから仕方ねェだろォが」
「へぇ、第一位様はロクに紅茶もいれれないの? 私はコーヒー紅茶、抹茶もいけるし、あとは――」
ペラペラと教養を自慢しだした麦野を鬱陶しそうに一瞥した一方通行は空になったティーポットを持ってキッチンへ引き返す。
まだ終わっていない洗い物をするためだ。
対面式のキッチンでゴシゴシとフライパンを、今度は能力を使用しながら洗っていると、番外個体達の会話が聞こえてくる。
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