過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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949:1 ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/03/18(金) 14:11:47.88 ID:SMLw9DYPo
「も、もう一回、……ちゅうして欲しい。今度は、うぅ、あなたがさっき言ったみたいに……」
「さっき言ったみたいにって言われてもなァ、詳しく言ってくンねェとよォ」
分かっているくせにわざわざ番外個体の口から言わせようとする一方通行。
そのたちの悪さに、番外個体は瞳に涙を浮かべながらも縋り付く。
「舌つかって、もっとしてほしい……っ」
「ン、及第点」
主導権を握っていたのは明らかに一方通行だが、実のところ、逸る気持ちを抑えるのは中々に困難を要していた。
想い続けていた少女からの想定外の告白もといプロポーズ、キス、そして今の状況を考えれば当然だろう。
そんなわけで、涙目の番外個体から上目遣いに懇願された後はそれ以上焦らすことなど最早不可能だった。
だから合格通知が彼女の鼓膜に届いたのとほぼ同時。
抑えられなくなった『ご褒美』を、落とす。
「ん……っ」
熱くて淫らなディープキスは、二人の身体に火を点けた。
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