過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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955:1 ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/03/18(金) 14:21:48.21 ID:SMLw9DYPo
「あ、あぁっ、ちょ、やめ、」
と、今まで本気の抵抗をしなかった番外個体がじたばたと暴れ始めた。
身体を捩り、逃れようと躍起になる。
しかし力は殆ど抜けきっているし、挙げ句胸を愛撫されていては残った僅かな力も思うように扱えない。
「オイオイ、今更我に返ったってかァ?」
「お願いだからぁっ、このままじゃ、んぁっ、」
――絶頂に、達してしまう。
一方通行はそんな彼女の胸の内を何となく察したのだろう。
しかしだからといって、お願いを素直に聞き入れてやるほど彼は優しくできてはいなかった。
「理由も無しに言われてもなァ」
片方、指で弄っていた方だけでそれを続け、一旦顔を上げる。
ロゴの入ったサーモンピンクのTシャツはそこの部分だけ濃く染まり、水気を含んだ布はぴったりと肌に張り付いて形を浮き彫りにした。
突起の周りをくるくると円を描いてやりながら、番外個体自ら口を割るのを待つ。
それで大分襲い掛かる快感は軽減された筈だが、それでも彼女の呼吸は乱れたまま、肩を上下させていた。
「うぁ、なんかそれやだぁ……っ。むずむずして、ふぅっ、ん、」
止めてほしい。自ら望み、懇願したことだったはずだ。
だが。
完全に無くなったわけではないが、突如として少なく、弱くなった一方通行から与えられる快感に、番外個体は目尻に涙を浮かべて困惑していた。
何だか焦らされているようで、口と指の両方で弄くられていた時よりも、触れてほしい、気持ちよくなりたいという欲求は一層高まる。
しかし、そうすると今度こそ――
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