14:こーじろう侍[sage]
2010/11/25(木) 05:14:38.09 ID:PWoHFWY0
「・・・・・・???あれに乗るって、あれ?」
あまりに唐突、予想外にも程がある一言に、文字通り固まった末、空に向かって指を指しながら、何とも間抜けた口調で言う。
「ああ、そうだ」
「そうだって・・・。澪姉マジなの!?」
「ああ、いろいろ考えたけど、私はあれに、リシティアに乗ろうと思う」
「な、何を言ってるんだ澪姉!?澪姉はこれから受験して姉ちゃん達と同じ大学に行くって言ってたじゃんか!」
正直、訳が分からない。澪姉は何を言ってるんだ?。何かのどっきりなのか?。俺の頭の中は色んな?マークで一杯だった。
「ごめんな聡。でも、もう決めたんだ・・・」
その声を聞いて、少し頭の中が整理されてくる。澪姉の声は静かだったけど、その中に強い意志の様なものが感じられた。あの怖がりの澪姉が宇宙戦艦(アレ)に乗って宇宙、それも人類未踏にも程がある位の宇宙の彼方に行ってしまうかもしれない。それを行くと決めるのに、一体どれだけの決意と覚悟があったのだろうか?。
「・・・でも澪姉。一体いつ、どうして選ばれたの?澪姉が選考試験なんて受けるとは思えないし、そもそも、いつどこで試験が行われたのかすら俺は知らない」
幾分落ち着いて?くると、今度は様々な疑問が浮かんできた。よくよく考えると不思議な話だった。募集はかけていたのに、全く詳細の分からないクルー募集に、澪姉を知っている人ならば彼女が頼まれたってこんな募集に応募するわけがないという事。そう思うと俺の頭は益々こんがらがってくる。
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