過去ログ - 澪「私、あれに乗るんだ・・・」
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8:こーじろう侍[sage]
2010/11/25(木) 04:55:04.33 ID:PWoHFWY0
 俺が通っている高校は、澪姉や姉ちゃんが通う桜ヶ丘より、もう一つレベルの高い進学校だ。当然ながら、元々の俺の学力では受かる筈が無かったのだが、澪姉があの約束をしてくれた上に、勉強も見てくれたお陰で、俺もここぞとばかりに奮起して、そして今でも信じられない位の猛勉強の末、どうにか奇跡的に受かる事が出来たのであった。澪姉には色んな意味で感謝してもし切れない位だ。
 「そうか、それならいいんだ。でも、ごめんな、せっかく付き合っているのに特に最近は勉強を見るどころか、二人で出掛ける事も殆ど出来なくて」
 澪姉は少し顔を曇らせて申し訳なさそうに言う。
 「しょうがないよ、澪姉、今年受験だし。でも今もこうして俺に会ってくれているし、俺はそれで充分だよ。あっそうだ、受験が終わってひと段落ついたら、二人でどこかに遊びに行こうよ」
 「・・・うん、そうだな。ありがとう聡。お前が私の好きになった人で本当によかった・・・」
 「――――――!―――////」
 澪姉の言葉と微笑みに、俺はどっきゅーんと心臓を撃ち抜かれた様になってしまって、俺は固まってしまった(もちろん、嬉し過ぎて)。
 「そろそろ行こうか」
 それから他愛の無い話を幾つかした後、澪姉に促されてベンチから立ち上がると、俺たちは公園を出てまずは澪姉の家に向かう。むろん、大事な澪姉(かのじょ)を無事に送り届ける為だ。



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