過去ログ - 美琴「……Get Backers?」
1- 20
276:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![sage saga]
2011/01/03(月) 23:47:14.52 ID:5DiFKDM0
――北棟 最上階

校長室と名づけられた豪奢な部屋。その窓際に男は立っていた。純白のスーツに身を包んだ彼の名はアウレオルス。

二メートルに届く細身の体に、緑の髪。緑は五大元素の一つ『土』を表す。

彼は、窓の外を眺めている。いや、実際には窓に映る自身の顔を。

言葉一つでビルの崩壊を止め、元に戻したにも関わらず、表情の変わらない自身の顔を。

彼は振り返り、黒檀の机の上で寝ている少女を見る。

Index-Librorum-Prohibitorum。インデックスと呼ばれる少女は、金刺繍の真白い修道服に身を包んでいる。

部屋には、『吸血殺し(ディープブラッド)』と呼ばれる少女。姫神 秋沙はその能力により多くの吸血鬼を殺してきた。己の意思とは関係なく。

彼女が、錬金術師といるのには理由があった。

姫神「この子を。助けたいのね」

アウレオルス「……」

姫神「助けられるの?」

自分の力で誰かを救えるかもしれない。

アウレオルス「当然。禁書目録は人の手では救えん。だが、カインの末裔の力を使えば救うこともできよう」

彼は禁書目録を見る。彼女を救うためならば、彼は手段を選ばない。

その時、大きく開かれていた扉から、人影が現れた。

蛮「救う……ねぇ。テメェ、何してるかわかってんのか?」

彼らも錬金術師と同じで、人を救うために。無論、それはたった一人ではなく、このビルにいる者達を。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
322Res/164.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice