過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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第一話 『部屋とYシャツとミサカ』
[saga]
2010/11/27(土) 13:53:58.92 ID:cPRQijA0
いつからだろう。あの人のYシャツを着なくなったのは。
小さい頃は毎日のようにワンピースの上から羽織っていた、
あのYシャツ。
箪笥の中に大事にしまってあるそれは、
高校生になってからは一度たりとも着なくなっていた。
ミサカが離れたわけではない。
あの人が離れていったでもない。
それなのにいつの間にか、あのYシャツには全く手を触れなくなっていた。
そうだ。久しぶりにあのYシャツを出してみよう。
暖かい日の下へ。
あの頃みたいに羽織ってみて、あの頃みたいに手を繋いで街へ出よう。
あの頃みたいに、
あの頃みたいに。
防虫剤の臭いが染み付いてしまったYシャツへと袖を通す。
外出は洗濯してからかな、と少し残念に思いながら一つずつボタンを留めてゆく。
上から学校指定のブレザーを着こんで鏡の前で一回転。
「うん、やっぱり……………
……………………なんで入ンねェんだよォォォォォ!!!
ってミサカはミサカはあの人の真似をしながら叫んでみたりィィィィ!!!!」
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