過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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39:第二話 『部屋と彼シャツ計画とミサカ』[saga]
2010/11/27(土) 20:23:58.73 ID:cPRQijA0

「折角友達来てるんだしさ、お茶の一つでも持って行ってやったらどうだ?」

超電磁砲や妹達との議論も一段落し何か飲むかとリビングに顔を出せば、
要件を終えた筈の件のヒーロー様は何故かのんびりとコーヒーを堪能していた。

「テメェ……帰ったんじゃなかったのかよ」

「上条さんチはお金がないのでクーラーつけられないんですよ、
大覇星祭間近のこのクソ暑い時期にだぜ?もう少しのんびりさせてくれよぉ……」


今にも人ン家で寝こけそうな三下ヒーローは、
どうやら打ち止めが連れて来たらしい客人とやらを持て成せと言っているらしい。
テメェがやれ。


しかし打ち止めが級友を連れてくるというのは本当に珍しいことだ。
三下曰く「家に友達連れて行くとそこん家のお母さんが茶やらなんやら出してくれるもん」
らしいので、あのガキ気に入りの紅茶とクッキーを出して部屋へと向かう。


一応は女(つってもまだ高校生のクソガキだが)の集まりであるわけだし、
ノックくらいはしておくべきだろう。
それくらいの料簡はある。


「おいクソガキ、入るz



『なるほど。彼シャツが細身すぎて入んなかった、と』

『あ、ならさ!!逆に御坂のYシャツ着せるとかどうよ!!』

『考えてはみたけど……あの人がそうそう着てくれるワケないし……』

『そこを何とか丸めこんでさ〜〜』

『無理だよぅ……ってミサカはミサカは……』


彼シャツ。
扉越しに話を聞くに、どうやら男のYシャツを女が身につけることらしい。
この前からYシャツYシャツ騒いでいたのはこういうことか、と納得する。


そうか、クソガキは。
俺を『俺のYシャツ』を着たいのか。
俺を、『彼氏』と呼びたいのか。



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