過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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515:≪番外編≫ 部屋とプレゼントとミサカ[saga]
2010/12/19(日) 20:52:15.96 ID:DrGDPmM0


そんなこんなでミサカ10032号こと御坂妹を捕まえた打ち止めは近くのファミレスへと彼女を連れ込んだ。
そして適当に注文を付けた後、無い胸を張りながら御坂妹へと自慢を始めた。


「と、言う訳で!!これがミサカの彼シャツなのだ凄いだろう!!
とミサカはミサカは興味なさ気な10032号へと構わず見せつけてみたり!」


制服のボタンを少し外し、中のYシャツを見せつけた打ち止めは高々と天狗にした鼻をフフンと鳴らし言いきった。
そんな彼女を惚気んじゃねえよこのガキがという顔を隠しもせずに見せた御坂妹は、
これまでの話を聞いてのありのままの感想を打ち止めに伝えた。


「というか上位個体。彼シャツというのは彼氏のブカブカ袖余っちゃうYシャツを着るから彼シャツなのであって、
 袖が余ったところでブカブカでもない、寧ろ一方通行の方がウエストの余る上位個体自身のYシャツを彼シャツと呼ぶかはミサカには甚だ疑問です。
 とミサカは自分の長ったらしい説明口調にウンザリしながら吐き捨てます。砂糖も吐きそうウェップ」


ピシリ、と打ち止めが固まった。
凍りついた打ち止めにも目もくれず席を立った御坂妹は静かに伝票を上位個体の手へと握らせながらこう呟いて店を出ていった。


「国産黒毛和牛を使った極上サーロインステーキご馳走様でした、とミサカは礼儀良く申し上げます。それでは」


カランカランとドアを閉めたベルが鳴り、ハッと意識を取り戻した打ち止めは――――――




「チクショォォォォォオオオ!!!ミサカにとってはこれが彼シャツなんだよコンチクショォォォォオオ!!!!
 でも真の意味での彼シャツも諦めねェからなコノヤロォォオオオオ!!!!」




打ち止めの彼シャツを目論む計画は、まだまだ終わりを見せない。




≪部屋とプレゼントとミサカ≫(完)








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