過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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700:第十三話 『部屋と戦闘とミサカ』 (中篇)[saga]
2011/01/16(日) 22:03:10.03 ID:ZRuYJHxE0





打ち止めはひたすら走っていた。
『敵』が番外個体へと目を向けないように、自分が引きつけなくてはいけないのだ。


しかし、一向に『敵』が近づいてくる気配がない。
ミサカネットワークで番外個体の現在状況を探ろうとしたが、例によって番外個体には上位命令文がストレートには通じない。
番外個体がネットワークへの情報漏洩をストップする限り、打ち止めには手を出す事が出来ない。



(一体……どうして追ってこないの?ってミサカはミサカは………)



最後に番外個体と別れた操車場の方へと何となく視線を向けると、瞬間。
ズドオオオン、と大きな爆発音の様な物が聞こえた。
それと同時に自分と同等のチカラの反応。


まさか。



≪上位個体より伝令、上位個体より伝令。学園都市在住の下位個体で襲撃を受けていない個体へ告ぐ。
 絶対座標X-228561、Y-568714地点の現在状況を述べよ。繰り返す―――――≫



まさか。嫌な予感が打ち止めの中で走った。
まさか、番外個体は嘘を吐いたと言うのか。囮にでもなって自分を助けようとしたのか。






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