過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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714:第十三話 『部屋と戦闘とミサカ』 (中篇)[saga]
2011/01/16(日) 22:13:48.13 ID:ZRuYJHxE0





「折角仔猫チャン達が頑張ったんだし、ムカつく第3位のクローンとは言え助けてあげるべきなんでしょうね」





聞き慣れない声が03号の耳を打った。
そして彼が声の主を見遣る前に輝くビームの様な細い一撃が彼の腹に小さな風穴を開ける。




ドクドクと決して少なくはない血を流しながら完全に沈黙した03号に未だ辛うじて息がある事を確認し、
番外個体も同様に生存確認を施してから麦野沈利は溜息を吐いた。



「折角第1位に借りでもつくってやろうと思ったのに、殆どクローン自身で解決されたかぁ……
 ―――――まあ、最後の最後で止めを刺すのを躊躇っちゃったみたいだけど。2億ボルトの一撃喰らわせてたら勝ってたしねえ」



麦野は懐から携帯を取り出すと此処に向かうよう自分に言った滝壺へと連絡をつける。
彼女の能力でいずれ判るとは思うが一応一方通行クローンの一体が撃破された事を告げると、
結標淡希を通じて暗部の医療班へ彼らをテレポートする様指示を出し通話を切った。



「………さて。――――さっきからそこで覗いてるお嬢ちゃぁん、お姉さんと一緒に来てもらおうかにゃ〜?」







ビクリ、と麦野が03号へ原子崩しを放った辺りから様子を窺っていた打ち止めの肩が跳ねる。
そんな少女を見て麦野の口がニヤリと歪んだ。








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