過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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774:第十四話 『部屋と疑惑とミサカ』[saga]
2011/01/21(金) 23:30:11.54 ID:JijPszWC0



インデックスと美琴はあの魔術師達を『スペイン星教』の所属だろうと推察した。
クローン製造には大掛かりな設備が必要だろうという美琴の意見と、スペイン星教の慣例が満たせる方角を提示するインデックスの発言から
既に敵アジトの規模と大まかな候補地まで割り出され始めている光景を見て、上条は自分には到底入り込めない世界だと遠い目をした。



「あーあ。やっぱ天才っつーのは頭の出来から何から色々と違うもんだなあ……
 レベル5の超能力者とか凄腕の魔術師とか、周りの格が違いすぎて上条さんはいつも置いてきぼりですよ」

「超能力者は解りませんが、魔術師はそうでもないですよ?魔術は元々『才能ない者がそれを補う為に求めるチカラ』ですから」

「そうゆうもんですかねえ……――――――ってうお!?」



あまりにも自然に会話が続いたものだから違和感なかったが
独り言に返事が返ってくるなんて、実は上条が多重人格者で一人二役を心中のみならず
現実でも熟していましたなんて設定が付随されない限りアリエナイ。


≪――――― 声の主を見れば、顔のない女が唯一持っていたギラつく唇を裂けるほど引き攣らせて笑っていた。≫


上条の脳裏に先日見たホラー番組の一説が過る。
え、まさか。だってそんな雰囲気じゃなかったもの、シリアスムードだったもの。
しかし自分の不幸体質を振り返れば、ここで何が現れてもおかしくはない気もする。


え。まさか、本当に。
声が届いた方角へギギギとブリキのように首を回しながら、上条は恐々と自身の後ろを振り返った。


すると―――――、



「なんだかたくさん汗を掻かれている様ですがおしぼり要りますk――――」

「で、出たあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」








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