過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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797:第十五話 『部屋と接触とミサカ』[saga]
2011/01/24(月) 22:22:27.95 ID:ptzVABBF0



「大人しくなったようだが、どうする?捕まえろとは言われているが……」

「一般人に手を出されても困るわ、縛り付けておきましょう。『反射』を考えれば無駄かもしれないけど」



縛る?捕まえる?冗談じゃない。
主人の真意が判らぬ以上、自分にはまだ任務に生きる義務がある。


逃げなくては。垣根帝督からも、この謎の集団からも。
そうだ、きっと彼らは主人達とは敵対する魔術結社なのだ。
スペイン星教が、牽いてはそれが収まるローマ正教が魔術サイドのトップに立つ事を阻む為派遣された敵対組織に違いない。
だからこそ障害となる自分達を襲うのだ。


学習装置によって刷り込まれた『マスター』という概念は07号他彼らクローンを何処までも主君に忠実とさせた。
それは、初めて目の合った母親の後をずっと付いて回る幼子に何処か似ていた。



「――――そうだな。捕縛して教皇代理と……一応情報提供者のスペイン星教へも連絡を入れよう」



故に、主君から切り捨てられた07号は、まるで母に置き去りにされた子供の様な言い様の無い悲しみの中へ突き落され、



「う、あ、あああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」



信じてきたもの全てが、頭の中で爆発した。








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