過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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804:第十五話 『部屋と接触とミサカ』[saga]
2011/01/24(月) 22:26:44.88 ID:ptzVABBF0



「―――――――だから、特殊な性癖はないって言ってるじゃないですか」



結標の体が吹き飛んだ。
傍観していた滝壺には、その状況が理解できない。


クローンの能力は自分がAIM拡散力場から干渉する事で全て掌握したのだ。彼に能力は使えない。
つまり、あの攻撃は少年の細く幼い体から生み出されたことになる。
それが物理的にありえなかったとしても。


対して結標は状況を事細かに理解していた。
あの人間離れした機動力、運動性。しかし駆動鎧の様に目に見えた装備を施していないという矛盾。
だからこそ、00号を傷つけたくなかっただけに結標は唇を噛む。



「嘗て貴女が苦戦した無能力者……――――― 駒場利徳の戦闘法を参考にさせて頂きました」

「―――――っ、あなた!そんな骨格の出来上がっていない身体で『発条包帯』なんて使ったらどうなるか解っているの!?」



発条包帯。
学園都市をローマ正教が襲撃した際、内側の警備が薄くなった隙を突いて能力者に対する反逆を企てたスキルアウト達がいた。
そのリーダー、駒場利徳が能力者への対抗策として仕込んでいた発条包帯には結標も苦しめられた覚えがある。






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