過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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839:第十六話 『部屋と命とミサカ』[saga]
2011/01/29(土) 19:31:54.12 ID:aHvdUUFQ0



「どうぞ、と一方通行は欠伸で涙を浮かべた貴女にハンカチを差し出します」

「ああ、ありがとう。あなたオリジナルと違ってホントに気が利くわね……――――――――――」



そんな平和でクダラナイ日常の一片を過ごしていた時である。
ただでさえ虚ろな05号の瞳が死体の様に濁り始めたのを見て、焦った心理定規がガタリと席を立った。



「――――――…………05号、一体どうしたのか、自分の状況を説明しなさい!」

「edhiok第一級hagbk命令mzio、ngfdsfkplnb受信中zwcv……」



意味を成さない情報の羅列が05号の口からコピー機の様に吐き出される。
濁った瞳を見開き、瞳孔をギラつかせながら、出来の良い人形の如く05号から文字が漏れる。



「05号!!」

「上位命令文の施行を確認、上位命令文の施行を確認。一方通行05号はこれを受理。
命令文に従った行動プロセスの実行に移ります。繰り返します……――――――――」



言葉が、繋がった。
上位命令文の施行。クローン達の意思と尊厳を奪う、ヒトの手によって作られた最悪最低の手段。


「結標達、間に合わなかったって言うの……――――――っ!?」










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