過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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886:第十七話 『部屋と決着とミサカ』[saga]
2011/02/19(土) 22:15:32.15 ID:NbiBTJcl0




「それを『使命』だとか言って、その生き方を『幸福』っつゥンだったら――――……まずは、そのふざけた幻想をぶち殺す!!



 ――――――――――――………なァんて、らしくねェ事吐いてみたワケだが………」



一方通行が目の前の01号を静かに見遣った。
01号は彼の言葉にも僅かに瞳を揺らしただけで、『主人』を庇い立つその態度を崩さなかった。



「………飽くまで態度は変わりませンってか。ま、ンな簡単に目ェ覚めるなら楽だわなァ」



首元のチョーカーに手が触れたかと思えば、一瞬で一方通行と01号との間合いが消える。
01号の首筋に綺麗に当たった手刀はすぐさまその意識を奪った。



「仕置きは後だ、寝てろ」



一方通行が床を滑る01号の体を緩く弾くと、彼より幾ばくか年若い身が放物線を描いて遠ざかった。
その距離は彼が室内で派手な戦闘を起こしてもギリギリで余波が届かない場所に当たる。



「どォやら、お前の方を先に何とかしねェとならねェよォだからなァ」



向き合った黒衣の男がニコリと嗤う。



「キミには理解しがたいものかもしれませんが、子というのは無条件に親を慕う生き物なんですよ」






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