過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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第十七話 『部屋と決着とミサカ』
[saga]
2011/02/19(土) 22:16:36.45 ID:NbiBTJcl0
「―――――つまりは、個体自らの『意思』に決まってンじゃないですか。一方通行には止めようもないですよ」
00号のあっさりとした、しかし重みある響きにその場の皆が押し黙った。
個体の意思。
個人が各々の決意を持って決めた、『主を護る』という覚悟の現れ。
だからといって放置していいかと問われれば、それだけは否定する。このままでは学園都市全体の立場が危うくなるのだ。
だがこれまで無理矢理働かされているクローン達を解放する為に戦ってきた彼らにとって、
自ら死の覚悟を持って挑まれるとあれば多少は戸惑うというものだ。
「………まあ、意思でもなんでも構いません。天草式側は『善良な一般人』が処理して下さるようですし」
キイ、という音と共に扉が開いた。
疲れた様に肩を回しながら入室した男が、空気も読まず冷静に告げる。
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