過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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892:第十七話 『部屋と決着とミサカ』[saga]
2011/02/19(土) 22:19:25.61 ID:NbiBTJcl0



閑話休題。
17600号、通称スネークへの尋問がどのようなものであったか。
その悲惨な過程を教える事は健全をモットーとするこの物語では明かすことが出来ない。


話を戻そう。
疚しい気持ちは多少存在したものの、17600号が持ってきた特力研――――特例能力者多重調整技術研究所に関する情報は信頼できる確かなものであった。
そして、この情報で少しでも上位個体の助けになりたいと考えた気持ちもまた、確かなものである。



「特力研といえば、直接踏み込むにしたって当時の研究者か被験者の案内がなければ直ぐ迷うと聞く
スネークを自称するこのミサカの中でもトップシークレットな情報の1つですよ、とミサカは補足します」

「そんな……じゃああの人を追うことは出来ないの……?」



不安げに揺らぐ打ち止めの瞳をしっかりと見据え、17600号が力強く首を横に振った。



「ご安心を。このミサカには特力研を隅から隅まで案内できるだけの情報が完備されています、とミサカは最近出来てきた胸を張って答えます」

「―――――――……すねーく………、」






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