過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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950:最終話 『部屋ととある二人とミサカ』[saga]
2011/02/20(日) 23:28:22.16 ID:gngUMmaQ0



そのまま一方通行は学園都市在住の妹達に宛がわれた病室へと訪れる。
彼女達にも大分迷惑を被らせたのだから、顔くらい出さなければ。
学園都市で暮らしている個体とはある程度の交流があるので大体キャラは掴んでいる。今更新たな一面に驚く事も無いだろう。
否、どんなにちょっとアレな性格だって個性が芽生えるというのは本当に良い事である。本当に、多分、多少難ありかも知れないが、
良い事な筈である……ウン。


一方通行、若干21歳にして子育ての難しさを悟る。


部屋を訪れれば、彼を出迎えたのは何かとマイペースで生意気な口を利く13577号であった。
「おや一方通行……チューリップかよ、何かもっと高級な菓子とかあるだろうに。金持ちなんだから」と始まる第一声に、
世の父親母親は大変だと感じる。


「いいのか俺にそンな口利いて。………折角超能力者繋がりでゲットした第七位の連絡先教えてやろォと思ったのによ」

「いやチューリップとかやっぱ第一位のセンスは一味違うわ。下々のミサカには考えつかない素晴らしい感性があるね、ウン。
 さぁお望み通り褒めて遣わしたんだから削板軍覇の連絡先とやらを教えなさい今すぐ渡しなさい、
 とミサカは一方通行の胸板を叩きつつ強請ります。よーこーせー」



赤外線を通して第七位の携帯番号とメールアドレスを渡してやれば、
「あ、削板さんのケータイですかー。初めましてミサカと申します。今からお会いしたいのですが………
 …………弟子入り希望?あ、そんな感じで。じゃお願いしますぅ」
と積極的なアピールを始める始末である。そのうえ、



「いやはやマイナー削板派ミサカにこの手の交渉を持ちかけるとは……学園都市の最強さんは恋のベクトル操作もお手の物ですってかコノコノ」



肘で突かれるのはややウザイと思ったが、これも一重に妹達の個性である。………やっぱり若干難あり。






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