過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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最終話 『部屋ととある二人とミサカ』
[saga]
2011/02/20(日) 23:32:11.29 ID:gngUMmaQ0
「おおおおおおおおお父様!?」
「子供を叱り付けるのは父親の役目だとミサカのお姉さン達が言ってました。つまり一方通行を叱り飛ばしたこの三下残念顔野郎が
一方通行のお父様になるのです」
「えええええええええ何その暴論!?つーか父親って呼ぶならもう少し俺を敬えよ、何だよ残念顔って!」
当たり前だが戸惑うばかりの20代前半で10歳前後の子持ちとなった他称・父親、浜面仕上げに一方通行は
「ンじゃ任せた。頑張ってくれお父さン」
「任せないでお兄ちゃんんんんんん!!!ちゃんと弟さんの面倒見てあげてえええええ!!!!!」
完全に他人任せモードとなった一方通行に助けを求める浜面を、横目で見やりながら盛大な溜息を吐いた00号がぼんやりと呟く。
「はァ……この一方通行のお父様が馬糞だとは……はァ。せめて滝壺のお姉さンがお母様になってくれれば一方通行と釣り合いが取れるのに」
滝壺を母親に、という言葉に浜面の顔がタコの様に真っ赤に染まった。何だ恋煩いばかりか俺の周りは。
というか俺のガキの頃はこンなに腹黒でも口悪くも無かったぞ。個性にも程がある。
『兄』を名乗ってゆく事になるなら、此処は一つ何か叱ってやるべきなのだろうか。
当然ながら幾ら優秀な学園都市第一位の頭脳にもた○ごクラブやこっ○クラブの知識なんて入っていない。
子供の教育法なんて全く解らない。
もし彼の思考を覗ける人間が居たらそれこそ『兄』でなく『父』だろうとツッコめるのだが、この場には生憎とそんな人間はいなかった。
代わりに、
「見ぃつぅけたああああああ00号くぅううううううん!!!!!!」
20000号と並ぶ変態淑女が、何も無い空間からテレポートして舞い降りた。
「なァにやってンのかなァ、結標さァん?」
「どいて離してお願いだから!抱っこ!抱っこだけでいいの頬擦りはしないから00号君を触らせてええええええ!!!!!」
額に青筋を浮かべる一方通行は首元のチョーカーのスイッチを入れると、00号曰く特殊性癖のお姉さンの首元にチョップを入れた。
神経をヤられた結標の意識が奪われ、身体が揺らぐ。俺の周りは変態しかいねェのか。
「あァ、一方通行はショタコンのお姉さンに追われて逃げている途中なのでした。すっかり忘れていたのです」
お兄様〜、お兄様〜と猫なで声で摺り寄って来る弟をお父様に押し付けて、一方通行もすっかり忘れそうになった目的地へ向かうことにした。
決して照れただとかそんな理由からじゃない。急いでいたからだ。恥ずかしかったからでは、決してない。
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