過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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最終話 『部屋ととある二人とミサカ』
[saga]
2011/02/20(日) 23:34:22.45 ID:gngUMmaQ0
最後に一方通行が向かうのは、他でもない、打ち止めの病室だった。
『ミサカはあなたと一緒の道を進むんだから、ってミサカはミサカは断言してみたり』
―――――本当にいいのか?なんて、野暮な事を聞くつもりはない。
綺麗な世界だけを見せていくつもりでいたあのガキが、
打ち止めが自分の殺人を最後まで見届けた時点で、もう自分も彼女もその先の道が決まった様なものだ。
だからこそ、一方通行は再び誓う。
逃げるな、全てから。汚ねェ現実を覆い隠して、あのガキには潔癖で合って欲しいと勝手に願って余計なモンをあのガキに背負わせるな。
互いが互いで背負うのではない、決めたのだ。二人でクソデカい荷物を背負い合っていくのだと。
ガラガラと開いたドアに打ち止めが目を遣ると、そこには彼女が求めてならなかった青年が居た。
心成しか気まずそうにする彼に打ち止めは屈託のない笑顔を見せながら、しかし寂しそうに笑う。
「折角ミサカと同い年だったのに、直ぐヒーローさんに戻して貰っちゃうなんてちょっと寂しいかも。ってミサカはミサカは残念がってみたり」
「あのままジワジワ赤ん坊まで戻ってもマズいだろォが。効果が分散しただけで魔術は有効だったンだからよォ」
それでももう少しくらい良かったのにー、と唇を尖らせる打ち止めにうるせェと返しながら一方通行はチラリと彼女の具合を窺う。
肩の怪我以外にも、大型のショットガンを無理に振りまわしたり移動の際に用いた通気孔内で負ったりした筋肉の悪化や傷の所為で
打ち止めの姿は十分痛々しい物となっている。
だが、一方通行に謝る事は出来ない。
共に背負うと決めた矢先だ。彼女がそれを望まない事は幾ら一方通行でも理解できた。
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